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新田 桜
NIHON KEIEI (INDIA) Pvt. Ltd. /Assistant Manager2026/3/30
インドの数字・単位攻略法!
インドビジネスで日本人が最初に直面する壁、それが独自の数字単位とカンマの位置です。 数字が直感的に分からないという混乱は、見積もりや決算書の読み間違いという重大なリスクに直結します。 これだけは覚えておきたいというポイントを解説します。
1. ラークとクロール
インドでは数字を数える際、日常生活でもビジネスでも、million(百万)などの単位よりも、ラークとクロールという単位がよく使われます。
lakh(ラーク)
✓ 100,000 (10万)のこと
✓ 1 lakhルピーは日本円で約17〜18万円crore(クロール)
✓ 10,000,000 (1,000万)のこと
✓ 1 croreルピーは日本円で約1,700〜1,800万円
✓ 100 lakhs = 1 crorelakh crore(ラーククロール)
✓ 1,000,000,000,000(1兆)のこと
✓ 1000億までは、10,000 croreのようにcroreだけを用いて書かれることが多い
これらの単位は、ヒンディー語の数字の数え方に基づくものです。lakh、croreの後にも、2桁ごとにarab(アラブ)、kharab(カラブ)、neel(ニール)、padma(パドマ)、shankh(シャンク)という単位が続きますが、ビジネス英語で使われることはほぼありません。
自動車情報サイトの新車価格でlakhが使われている例
(参照:https://www.carwale.com/)

インド政府の発表でcroreやlakh croreが使われている例
(参照:https://www.pib.gov.in/PressReleasePage.aspx?PRID=2186327®=3&lang=2)

2. カンマの位置
単位以上に厄介なのが、カンマの打ち方です。 欧米・日本では3桁ごとですが、インド式は上記の読み方に従って、最初の3桁の後は、2桁ごとに区切ります。
日本式:10,000,000(1千万)
インド式:1,00,00,000(1 Crore)
例えば「1,50,000」という表記。 日本人の感覚では一瞬150万?と迷いますが、インド式では明確に1.5 Lakhs(15万)です。
3. 実務での対策
• Excelの設定
Excelの作業をしている際、インド式の桁区切りの数字が混じっていると、文字列として認識されてしまう場合があります。その際は、置き換え機能(Ctrl+H)もしくは「=VALUE (SUBSTITUTE (修正したいセル,",","")) 」という関数を用いて、カンマを削除すると解決します。
• 契約書の表記
金額ミスを防ぐため、契約書などの重要な書類では、数字だけでなく文字での併記(例:Rupees Fifteen Lakhs Only)を徹底しましょう。
• 覚え方
どうしても感覚がつかめない場合は、付箋に「lakh=10万」「crore=1,000万」と書いておいたり、1 lakh=iPhoneや1 crore=高級車など、ご自身で価格帯をイメージしやすいものを思い浮かべてみるのもお勧めです。
4.まとめ
数字への理解は、インドビジネスへのリスペクトの第一歩です。まずは「lakh=10万」「crore=1,000万」の感覚を掴むことから始めましょう。
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About Author
2012年に日本の大手化学メーカーに入社。化学工場にて原価管理を経験後、事業部門の損益管理、営業、内部統制などの業務に従事。2018年に英国ケンブリッジ大学でMBAを取得。2024年5月からインド・グルガオン在住。2025年8月より日本経営インディア現地社員として、主に日系企業の会計、税務、会社設立等に関するサポートを行っている。
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